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石挽カカオ issai

石挽カカオ issai
サドコ ガブリエラ さん

岡山県小田郡矢掛町は、江戸期から採石が続く銘石のひとつとして石材業界では知られています。良質な花崗岩の産地、矢掛町にある「石挽カカオissai」の石とカカオで作るチョコレートについて、サドコ ガブリエラさんにお話を伺いました。

チョコレートのお店を始めたきっかけは何ですか。

矢掛町で石材店を営んでいる創業者が、カカオの油分について研究する大学教授の方から石臼の製作の依頼を受け、開発を始めたことがチョコレートとの出会いです。

石臼は元々きな粉や抹茶のようなきめ細やかな粉を作るものなのですが、カカオは油分がでるため、従来の石臼は適しません。石臼のことやカカオのことを勉強し試行錯誤しながら、石臼を制作するうちにカカオの魅力に目覚めました。

石臼の開発の際に、カカオ豆と砂糖のみで作られたチョコレートは吹き出物がでる等の体に害がなく、チョコレート自体は体にいい食べ物であることに気づきました。

保存料や添加物の入っていないBEAN TO BAR※のピュアチョコレートを提供していこうと思ったことがチョコレートのお店を始めたきっかけです。

※BEAN TO BAR
直訳すると「豆から板に」という意味になり、カカオ豆から一枚のチョコレートになるまで、工程を一貫して製造されたチョコレートのことです。

issaiのチョコレートはどのような特徴がありますか。

1番の特徴は最終の仕上げにも石臼を使用していることです。石臼を使うことによって、抹茶やきな粉と同じようにまろやかさとコクがすごく出ます。

カカオを挽いた後に練る「コンチング(精錬)」という工程は、1日目はカカオ豆のみで練って、2日目に砂糖を入れ、ゆっくりと約3日間石臼を回し続ます。

3日かけて磨砕・コンチング、最後にissai 独自の昔ながらの石臼で再コンチングします。

カカオ豆の原産地本来の風味を味わっていただくことも特徴です。

issaiのピュアチョコレートは、カカオ70%に砂糖30%で作るという基本レシピに従って作っています。これによってカカオ本来の原産地の気候や発酵の仕方によって味わいが分かれ、良さを引き立たせています。 加えて、同じような環境で製造するようにもしています。部屋の温度や湿度によっても変わってくるので、こまめに温度計を確認して温度調整をすることなどのこだわりを持っています。

おすすめの商品を教えてください。

カカオ本来の味わいが楽しめる カカオ70%のピュアチョコレートがオススメです。ガーナ、ペルー、コロンビア産のカカオを原料とした定番商品で、店頭では試食もできますので、食べ比べながら納得いただける商品を手に取っていただきたいと思っています。保存料や添加物を使わないチョコレートの魅力を楽しんでください。

岡山店(石挽カカオissai+)限定の挽きたてチョコレートもオススメです。

挽きたてのチョコレートの魅力を知っていただく商品で、ここだけでしか味わえない、いつもとは違ったカカオの味わいや、同じ産地でも挽き具合や挽いた時間によって少しずつ変わる一期一会の味を楽しんでいただけます。

今後の展望を教えてください。

カカオの魅力やBEAN TO BARのピュアチョコレートを、皆さんにお伝えし、カカオ本来の魅力や、楽しみ方などを知っていただきたいです。
ぜひ、大切な人への贈り物等にissaiのピュアチョコレートを選んでください。

〈新商品情報〉
バレンタイン・ホワイトデーに向けて、バレンタインパッケージ・ホワイトデーパッケージが登場!

〈イベント出店〉
港のマルシェ
日時:2024年3月17日(日)8:00〜14:00
会場:新岡山港フェリーのりば

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